2021年ノーベル物理学賞に真鍋淑郎さんが選ばれました。
真鍋さんはアメリカのプリンストン大学で上級研究員をしている90歳のおじいさんです。
世界中で問題になっている地球温暖化。
地球温暖化とは世界中の気温が少しずつ高くなっていることです。
この地球温暖化の原因のひとつが、「二酸化炭素の濃度が高くなっていることが影響しているのだろう」と考えて、昔からみんなに言っていたのが真鍋さんです。
これが「すごい」ということで、真鍋さんはノーベル物理学賞に選ばれました。
ノーベル賞はアルフレッド・ノーベルさんが考えた賞です。
ノーベルさんはダイナマイトを発明し、爆薬や武器を作ってお金持ちになった人で、一部の人には「死の商人」と言われてしまったので、ノーベルさんは「私の財産を上手に増やして、毎年増えた分を『人類のために貢献した人々』に分けなさい」と遺言にしました。
そしてノーベルさんの遺言を守ってノーベル財団ができ、ノーベル賞は1901年から今までずっと続いています。
『貢献した人』は、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和、経済学の6分野※から選ばれます。
物理賞、化学賞、生理学・医学賞は科学分野で一番すごい名誉と言われています。
※ノーベルさんの遺言にない経済学以外の5分野+1分野と言われる
賞をとる人を選ぶのは大学や研究所。
スウェーデン王立科学アカデミー、カロリンスカ研究所、ノルウェー・ノーベル委員会、スウェーデン・アカデミーです。
誰が選ばれるのかは当日まで分かりません。
そして「どうして選ばれたのか」は50年間秘密です。
ノーベル賞をとった人は賞状、メダル、そして賞金がもらえます。
いまの賞金は1億2000万円くらい。
メダルの表面はノーベルさんの柄、裏面は毎年違うそうです。
END
広告 広告
コメント