2021年10月31日は第49回衆議院議員選挙で、本庄市のある埼玉11区の投票率は52.87%(前回54.29%)。
埼玉11区が特別低いわけではなく、朝日新聞の推計では全国の投票率は55.33%前後になっています。
日本の投票率と海外の比較
世界的にみても日本の国政選挙投票率は低く、2019年のIDEAの調査によると世界の国々は投票率が結構高くて、日本人の私としては「意外」と「驚き」です。
90%台 … 6ヵ国
80%台 … 17ヵ国
70%台 … 35ヵ国
60%台 … 28ヵ国
調査した134ヵ国の平均投票率は65.79%、中でもアジア地域は平均投票率が高く73.96%…日本はビリから3番目。
G20にしてもビリから3番目。
参考国政選挙投票率ランキング – 世界事典 (theworldict.com)
投票率を上げるための提案
投票率を上げるための案として「義務化=罰金制の導入」「ネット投票」などが挙げられていますが、不正投票の懸念があるため実現は未だできず。
特に、若者はネット投票を希望する人が多いようです(アラフォーの私でも楽なネット投票推しですけれど)。
投票率が95%前後のシンガポールでは理由なく投票に行かなかった場合は選挙人名簿から名前が抹消され(=選挙権のはく奪)、さらに50シンガポールドル(約5,000円)の罰金があるそうです。
5,000円…けっこう高い。
シンガポールは選挙回数が少ない(地方自治体がなく任期5年の国会議員選挙と任期6年の大統領選挙のみの2種類)とはいえ、結構なプレッシャーですね。
投票が義務化されてしまったら…参加できないときは不参加の申請をしなければいけなくなるでしょう。
手間です…できるだけ義務化は避けたいものです。
子連れ投票の効果
総務省が2016年に調査したものですが、子どもの頃に親の投票について行ったことのある人とない人では、投票参加率に20%ほどの差があったそうです。
親について選挙会場に行った子どもは選挙が比較的身近になりやすい、と。
参考子どもを選挙に連れていくべきたった一つの理由 (buzzfeed.com)
子連れ投票での注意点
「選挙会場で騒ぎそう」
「他の人の迷惑になるかもしれない」
子連れは毎回、毎回、この2つがかなり気になります。
実際にこの2つが問題視されていたのか、2016年の法律改正まで18歳未満の子どもの入場が制限されている選挙会場もあったそうです。
いまは子連れ投票が全会場で認められています。
子連れ投票の際に気をつけるのは、投票用紙への記名と、投票箱への投函は大人がやること、この2つだけです(公共の場にふさわしい行動ができれば良い)。
子どもが「やりた~い」ということもありますが、これはルールなので絶対にだめと事前に言い聞かせておくことが大切です。
END
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